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ここはサイトや創作関係のつぶやき兼落書き帳にした。

せっかく本のようなテンプレートをお借りしたし、幅広いティーンズ向けの小説置き場にしようかと思ってるけど、はたして?
ラノベとかジュブナイルとか。
小説の分類細かすぎるけど、作家や出版社の都合ぽいので自分はもう自由に行く。

140文字, murmur

ある程度見てもらえたら、一つにまとめてもいいなと思ってる。

ブログとメモを統一、作品展示に普通に小説をUPすればいいだけなんだけど。

小説はまだ完結させる目途が立っていないし表には上げにくい…。



あとここの文字小さいと思うけど、デザイン的にあまり触らない方がいいかと、そのままにしている。畳む

152文字, site,murmur

色々細かな部分でサイト調整したのと、ここに小説UPしてみた。

縦書きにも対応させてみた。見やすいかは考えていない。

横書きだと段落下げされるとネットでは見にくい気がする。
書籍や文学はそうでないとしても、ネット小説は自由でいいと思う。
漫画だって縦読み形式が出たし?

段落下げとか、三点リーダ……とか、会話文の句点とか。

163文字, site

#鉱石の森
日本風の国が舞台のファンタジー、存在感のある石達を背景にした人間達の日常模様、連作短編。

石の中を覗いたことのある方へ…

※名前は出てきますが鉱石の話ではありません。
また石関連の知識の正確さも考慮していません。

117文字, book

#鉱石の森
3.fluorite、Halite
ホーム


「あれ。帰ってきてたんだ。」

「飯行く?」

「いいよ。」

 平日の昼時。
 彩葉と匡の2人は一緒にランチに行くことになった。


「あ、そうだ。これ。」

 職場の食堂につき、選んで会計も済ませた料理が乗ったトレーを持って席についてすぐ。匡が言った。
 そして金色の四角いものを彩葉に渡した。

「何これ。」

「出張のお土産。」

「黄鉄鉱みたいな色と形…の正体は…お土産定番の無難なチョコだね、ありがとう。」

「いや一言多い…待って。何してんの。」

「え?持参の岩塩(ハライト)を削ってるんだけど。」

 彩葉は黄鉄鉱…みたいなチョコをすぐに横に置くと、バッグから小さな四角い塊を取り出し包みを開け、ナイフで削っていた。

「同じ四角なら岩塩の方が好きかな。美味しいよ。」

「今価値が上がり始めている黄鉄鉱より?」

「これは普通にチョコでしょ。で、出張どうだった?」

 一通り削った後、ハンバーグと塩の乗ったご飯を食べ出す彩葉。

 ご飯の方に塩?
 相変わらずマイペースというか変わった女…いや何でもない。
 心の中でつい突っ込みが思い浮かぶが口にはせず、彩葉の言葉を受けて話す匡。

「別にいつも通りだな、いつも通り帰ってからが大変だし。」

「ふぅん。」

 彩葉が自分から降った話題だが、正直なところあまり興味はなかった、というより。
 2人は互いの仕事内容をほとんど知らなかった。
 始めは同じ部署にいた同僚だったが、もう2年くらいになるか、お互い別の部署に異動になってからはあまり顔を会わせることはなくなった。それでもたまにこうして会えばランチを共にするくらいには仲良くしている、たぶん友人と呼べる仲ではあるのだと思う。

「そっちは?」

「まぁ同じだよ、いつも通り。あ、でも明日は雨だよ。」

「…急に天気予報の話?」

 国に関わる特殊な仕事柄、どちらも仕事内容を詳しく聞くことはなかった。
 それは聞いてはいけない、そんな暗黙の了解が無意識にできていた。
 仕事の規則として守秘義務はあるが、同じ職場の友人同士でも頑なに守っているというのも自分達だけではないか、そんな気もする。
 だが2人は詳しくは聞かない。


 彩葉は匡のその話には答えず、料理を全て食べた後ご馳走さまを言って少し伸びをした。
 平らげるのがとても早かった。

「いいなぁ、私もどこか遠くに行きたい。そんで、蛍石(フローライト)のような別荘を建てて悠々自適隠居生活がしたい!」

 夢を語る彩葉。

「蛍石の家、か。前も言ってたよな。あ。というかそれも立方体では?!」

 気付いてはいけない真実に気付いてしまった、そんな風な言い方だった。

「とも限らないけどね。そろそろ戻る?」

「食べるの早すぎ。ちなみに俺はそろそろ身を固めたい。」

 唐突な話の切り出し方だと、匡は口に出してしまってから思った。
 しかし彩葉はすでにトレーを持って片付けに入っていた。
 セルフサービスの食堂なのできちんと片付けてから帰らなければならない。

「そっちもそれ前から言ってない?まぁ頑張って。」

 またね、そう言うと彩葉は1人でさっさと席を立ってしまった。
 行動が早い。


 残された匡はゆっくり食事をしながら、出張時の記憶を思い出す。
 結局あの時の占い師にみてもらっていた。
 ラッキーカラーが金色、ラッキーアイテムが立方体、そして恋愛運アップには感謝が大切、と。
 それで匡はちょうどいい出張場所でちょうどいい土産を買った。
 だから同部署の人達にも感謝を込めて土産を渡したが…何だか上手く乗せられた気もする。
 あの観光地の店はぐる(' ')だったのか。それは言葉が悪いか。商売仲間なのかもしれない。


「う~ん、蛍石ねぇ。一般的な大きさの家を建てるぐらいならあるんだけどなぁ。」
 アレが。
 財産が。

 彩葉はかなり変わっている女だと思う。でも匡はそんな彼女に振り回される感じが嫌いではなかった。同じ仕事をしていた時から。
 だから友人としてこんな風によく会っている。

 それよりも問題は、脆い蛍石から家が作れるのかどうか、そんな現実的なことをつらつらと考えつつ。   


 そしていつも通りの昼休憩の時間は終わっていく。


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1804文字, book

#鉱石の森
2.Pyrite
彼の重要な仕事



 億岾匡(おくやま きょう)は近くにあったその山に腰かけた。
 さすがに疲れていた。
 何せこの仕事がもう3日も続いていたからだ。

 見渡す限り、くすんだ金色?の立方体、たまに他の何やらの多面体、の連続。
 それらは全て黄鉄鉱(パイライト)の山だった。
 匡が今座っているのも巨大な黄鉄鉱の山の一部だ。

「今さらゴールドラッシュとはね。」

「芸術議会のおかげでこの有り様ですよ。」
 近くにいた現地監督が匡のいる場所まで歩いてきて彼に話しかけた。

「産出量が少ない希少な(ゴールド)よりも、形のはっきりした黄鉄鉱の方が美しく実用的だとね。」
 首に巻いたタオルで汗を拭きつつ、匡のいる山まで歩いてきた彼は、今登ってきた方を振り返り話しを続けた。
 彼も休憩したかったようだ。

「あの連中は形にこだわりすぎる。」
 匡がそれに返す。体はまだ動きそうにない。

 芸術議会とは、現政権のことだ。
 まさに美しい形、芸術を好む。
 そして政策の一部で金の代わりに黄鉄鉱を使うことを決め、その石が大量に眠るこの辺りの土地を買い上げ大規模な採掘を始めた。

 匡はその視察、という名目で現地入りし、巨大な土地のためもう3日もここにいることになった、というわけだ。
 しかし、それは表の顔の仕事である。

 実は彼は源流政府の役人だった。
 源流政府、とはこの国の有史以来存在するらしい自然にまつわる、実際の政治を行う機関とは全く別の、独立した機関である。
 その存在は一般的には知られていない。
 こうした活動をする時も、表向きの役職を与えられ秘密裏にモトの仕事をしている。

「しかし見事に掘り起こしましたね。」
 何とか体を動かして、目の前の光景の感想を述べる。
「さすがにそろそろ帰りたいですしね、もうひと踏ん張りしますか。」

「あぁ、もう休憩はいいんですか。」
 現地監督はもう少し休みたかった。


 裏の政府、といえば何だか格好良く聞こえるが、実際のところ源流政府は特に何か社会的なことを決めたりするような機関ではなかった。
 主な仕事は自然、国土に関わる物事の監視、情報収集、分析、精査…そして運営。

 そんなわけで、表の視察の後が匡の本来の仕事になる。

 大きな、または小さな立方体が重なり、連なり、盛り上がった山々。

「早く帰りたい…。」
 思わず広大な黄鉄鉱の山を前につぶやいた言葉は他人の耳に入ることはなく、金色?の立方体の中に吸い込まれていったかのように思えた。




「お兄さん、恋愛運をみてあげようか。」
 その言葉は匡の耳から脳の中に吸い込まれていくようだった。

「え。」

 仕事をやっと終えた後、現地にできていた土産物屋を少し覗いていこうかと思っていた時だった。
 声をかけてきた人物は皺が目立つが老婆というほどでもない女性だった。
 アクセサリーを種類豊富につけていたが、それよりも印象に残ったのは化粧の濃さ。

 いやそれはいいとして、ここには占いの店もできていたのか。
 この短期間でずいぶんと栄えたものだ。
 …それもいい。それよりも。
 今一番気になること。

 恋愛運という言葉が吸い込まれた体の中で何かに引っかかってしまっていた。


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1371文字, book

#鉱石の森

1.Rock Crystal
彼女の重要な仕事



 なぜ私はこんなことをしているのか。


 そうだ、私は氷を探していたのだ。

 果てしなくも感じられる時間の中で、稚彩葉(わか いろは)は氷を探していた。
 長い時間そうしていたので、一瞬意識が遠のいたようだ。

 ベルトコンベアから流れてくる透明な塊を手に取る。

 冷たい、溶ける、これは(アイス)
 冷たくない、固い、これは水晶(クォーツ)

 忙しなく流れてくるものを仕分ける。
 氷はそのまま奥に流し、別のものは下に置いてある籠へ放り込む。

 同じラインには誰もいない。
 奥の方、つまり氷の行きつく出口の方、は遠くてよく見えない。

 彩葉は向かいの壁にある時計をちらと見た。
 作業の終了時間までまだあと1時間20分もある。

 これは氷晶石(クリオライト)、これは魚眼石(アポフィライト)

 なんてこと。

 水晶ならいざ知らず、こんなものまでここに流れてくるとは。
 前行程の連中に、ちゃんと仕事しろ、と言わなくては。

 でも同じ透明なもの、見分けなんて一見しただけではわからないだろう。
 一人でここまでやっているのだ、安い給料で、と珍しい2つの石は自身への報酬だとポケットへ放り込む。

 時計を見る。
 あと1時間。

 この仕事が終わったら、今日公開した映画に行くつもりなのだ。
 原作のファンであったので、映画化は楽しみにしていた。と同時に不安でもあった。
 たいていこういうメディア化は、原作ファンには受け入れられないものなのだ。
 それは先に自分のイメージがあって、後から他人のイメージを押し付けられるような感覚なのかもしれない。
 それでも、ワクワクする気持ちも本当だ。
 好きだという気持ちは複雑なのだ。

 彩葉は、その期待をなんとか利用して、あと1時間の仕事を頑張ることにした。

 これは水晶、これは…ガラスだ。
 ガラスまで。

 手袋をしているとはいえ、尖ったガラスは危ない。
 怪我でもしたらどうするのだ。
 これは絶対に叱ってやらなければ、と彩葉は決意した。

 時計を見る。
 あと40分。
 時間は中々進まない。
 けれども確実に終わりの時間は近づいている。

 あと30分。
 あと少し…。

 そのとき。
 奥の、氷が消えていく出口の方からガリガリ、と大きな機械音が聞こえた。

 氷を砕いている砕氷機の音だ。
 この機械は氷が一定量溜まると動き出す。
 そして細かく砕いた氷は雪となって地面に降る。

 あぁ、長かった。やっと終わる。
 そして明日はきっと雪が積もる。
 これだけ頑張ったのだ。

 ただし、機械の操作人の気まぐれ、もちろん気分次第だが。


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1142文字, book

"ら"と"い"とかの抜き言葉はどこまでやるか難しい。

子供向けとラノベと。
もう今だと定着しているから、逆に抜かないと古臭いのかも。


物語を作るのが好きなんだけど、小説の人ではないので。
そんなに文章の更新はしないし、やっぱり短文ショートショートくらいがちょうどいい。

137文字, murmur

というか文字数が出るのも文章向きで良いと思っている。
なくさないでそのまま使う。改変もできるよ!

てがろぐdoさんで配布されているスキンOSHATEN! さんのテンプレートで表示しています。
詳しくは各サイトへ。

てがろぐの機能も人口もそれに伴ってスキンも増えていってて凄い!ありがたい!
無料で配布してくださる方は無料だけでなくOFUSEとかの低額からいける寄付?の受付もすればいいのにとひそかに思っている。

212文字, site

使ってみたかったテンプレート!

15文字, site

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宙星瑠(そらりる)

クリエイター、万年社会人大学生

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